塩ノ湯森林鉄道 第1次探索 1−1 2007/11/24
 
体調も回復気味だったので、今年の締めくくりで雪が降らないうちに1回行ってみようと思い朝4時に起きて
今回の探索目標である塩ノ湯森林鉄道跡がある栃木県は那須塩原に来てみました。
当初の予定と言うか作者の思い込みですが、まだ雪は降っていないと言う考えと今回は林道は走行しないから
ノーマルタイヤで良いかなと思い、いつもの鬼引っ張りタイヤで来てしまったのです。やっちまいました。
山道を登り始めたときは道脇に薄っすらと雪が残る程度で気にしてはいなかったのですが、奥に進むにつれて
その様相はやばくなっていきついには路面も全部積もった状態になって、圧雪凍結していました。
かっ、帰りたい・・・
ちょっと葛藤しつつも、先日タイヤを新調したばかりだし行ける所まで行ってみるかと決めて進みました。
この積雪だと探索もままならないと思ったのですが、折角来たので無駄にはしたくないと言う考えも押しまして
なんとか目的地まで進むべく努力した結果、なんとか軌道跡があるスッカン沢の駐車場に辿り着きました。
早朝にもかかわらずバードウォッチャーの方が1人おりました。
ごらんの通り路面はチュルチュルですた。地図A地点
 
ここでこの軌道の簡単な説明をしたいと思います。
場所は栃木県那須塩原市鹿股川から上流域のスッカン沢に沿うようにあります。
この軌道はS21〜S34頃まで存在していた軌道で全長は6kmと短く等級が2級ということから運材は手押し乗り下げ
方式だったのではと予測します。またこれを裏付ける理由も発見しました。これは後ほどレポートで。
また、トワイラ6では軌道はスッカン沢の北側を走っていますが、この地形図だと途中で川を渡る表記になっています。
この鹿股川上流には咆哮霹靂ノ滝、雷ていノ滝、雄飛ノ滝などがあり観光名所と化しています。
たぶん、位置的に点線と赤線の交点が駐車場の位置と思われます。
【データはJTBキャンブックス全国森林鉄道参照】
 
駐車場からすぐ前にスッカン沢が流れています。
対岸には軌道跡が見られます。
画面左が上流、右が下流で今回は上流側の終点と思われる場所まで行ってきました。
 
この場所は八方高原道路がスッカン沢を渡っており付替えられた旧橋が放置されています。
 
トワイラ6ではここより下流側には軌道跡や歩道は確認されていない記述があったのですが、どうやら新造された
らしいです。この歩道は色々な滝を望みながら塩原温泉街まで行けるらしいのですが、台風の影響で一部崩落
しているらしく通り抜けは不能らしいです。詳しくはレポ最終回で。
 
今回は上流側の探索に来たので下流側は関係ないのですが、とりあえず入口だけ確認。
ここより下流側は看板の地図を見る限りやはり軌道跡を整備して歩道にしてあるように見えます。
 
んで、肝心の上流側軌道跡に降り立つ。
トワイラ6では登山道と記述されているのですが、看板や表示が付近に無かったのでここより上流部に関しては
完全に放置されたみたいです。
 
うはぁ・・・完全に積もっていて、もう何がなんだかわからなくなっている。
しかし、雪が積もっていた方が平場とかわかりやすいのかなぁ。
 
ヨッシャ!テンションアガッテキタ!
木陰になっている場所?は雪が無く、枕木が見えていました。
 
犬釘、スパイクが残っている。これは萌んなぁ。
んで、お約束、ゲージ測ってくるの忘れましたorz
 
トワイラ6に記述されている崩落していて断念したと思われる地点、確かにかなり長い範囲で崩落しており進むのが
かなりメンドイですが、進めないものでもありませんでした。
 
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