小蛇尾森林鉄道 第2次探索 2−2 2009/08/24
地図※ネタバレ注意
この軌道の分岐地点にはどなたかが善意で設置しているビバーク用のテントがあります。
今回ももちろんありました。
しかし前回来た時はちゃんと三角の状態だったのですが、今回は風で飛ばない様にか、
片方に寄せてあり石が上に置かれていました。
 
テントの前には誰かが野営したての跡がありました。
炭の状態からするとここ2,3日の間と思われます。
焚き火の近くには何処からか拾ってきて鍋か何かを置く土台に使ったのか短いレールが
ありました
 
まずは本線を辿ってみたいと思います。
本線道床は草や笹が生い茂っており進むのに時間がかかりそうなので、川原を進みます。
小蛇尾川支流は滑床の場所が多く比較的歩きやすかったです。地図で言うと上に進んでいます
 
所々、植生が無い場所もあるのですが、すぐにまた元のボウボウに戻るので、
確認するとき以外は川沿いを進みます。
 
なんか、道床の石積みが下流よりもしっかりと組んであるような気がします。
 
10:00軌道道床上にこんな物が突然出現。
な、なんぞコレッ!
と同時にここが終点なんじゃないかと言う雰囲気を感じました。
ポインターを画像にあわせると終点付近の図に変わります。
 
まずこの構造物をじっくりと観察する。
山側に向かって登っている。
 
まさか、インクライン?とも思いこの場所から斜面上部の方を見通してみるもその痕跡は
微塵も見られない、もしかすると桟橋にて構成されていたのかな?でも構成していた
木材が残ってないような感じです。
インクラインにしても普通は斜面に対して真っ直ぐ登って行くのが普通で、斜面に沿って斜めに登っていく
物の前例を作者は見たことがありません。もしかしたらあるのかもしれないけど・・・
 
この石積みの背面(山側)には画像のように一本の柱が残っていました。
この柱は自然に生えた木ではなく、ボルトが残っている為何らかの用途があったのかも
しれません。
 
先ほどの謎の構造物の出現でほのかに終点臭を感じつつも、とりあえず構造物の隣が
なんとなくまだ奥へと続くので進んで確認します。
おそらく20メートルも進まないうちに軌道跡は消失しました。
谷も狭く植生が明らかに違い濃くなっているのでこの場所が本線終点と予測します。
謎の構造物についてはインクラインではないかと思って、若干斜面を登って確認しました。
が、登れたのは途中までで斜面が急な上に非常にガレており、時間がかかりそうだと思い、途中で断念しました。
ここまで分岐から1時間を要しており、支線もこれ位は長いだろうと予測し戻りの時間も考慮しての決断です。
軌道本線は恐らくこの場所で終点ですが、インクラインの可能性も捨てきれないので、もし、上部軌道が・・・
なんてことになったら相当悔やまれます。そして今でもかなり気がかりorz
本線の探索はこれぐらいにして支線を進むべく分岐地点まで戻ります。
 
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