小蛇尾森林鉄道 第1次探索 1−9 2008/07/29
※ダムより最終到達地点まではGPSが使えなかったので地図は参考までに。 地図

暫く変化が無い道のりが続きます。
何も変化がないとただのハイキングになってきて飽きてきてしまう、そして時間はもうお昼になろうかと
しています。もうそろそろ見切りをつけて戻る体勢にならないと・・・
探索は毎回そうなのですが、大体正午を目処にやめることにしています。理由は簡単で単に深追い
せずに安全に戻れる時間を確保する為の自分の中のルールを決めているからです。

 
と、そんな事考えながら歩いているとこんな物が出現。
廃レールを利用した土留めか?
 
先程拾ったジョイナーと同じサイズの物が着いている。と言う事は・・・
 
ピンボケしていますが、50mm強ある、と言う事は6s/mです。
しかし先程砂防ダムの地点で発見したのは9kg/mだった、何故二種類のレールが存在しているのか・・・
レールが足らなくて混在していたのか、それとも砂防ダム建設の時に機関車が入線する為に一つ上の
規格の物を途中まで使っていたのか・・・謎です。
 
少し進むと先程と同じような感じで土中から顔を覗かせている場所があった、また土留めかと思うも
ちょっとおかしい事に気が付く、レール同士がジョイナーで繋がれている、土留めに使うためのものを
わざわざ繋いで使うか?しかも上下二本同じ場所で繋いである。これはもしかすると・・・残存?
 
や、やはり・・・ニヤリ
二本が枕木に固定された状態で残っていたのはこの画像の場所2mぐらいで、ぶら下っていたり片方しか
なかったりする区間がたぶん30m弱くらい続いていたと思われます。
 
崩落により川原近くまで流されている場所も。
 
巨石が鎮座している場所も。
 

このレールが残存している区間を過ぎるとプッツリと跡形も無くレールは無くなります。
しかしこれも変な残り方をしていると思いました。廃止になって撤去するならば全てを撤去するだろうし、
廃止直前か廃止直後すぐに崩落してこの区間だけが撤去できず残りを撤去したならば少なくとも
この場所より上流側に関してはレールが残っていても良いような気がする。要するにここより上流側に
関してはこの崩落地点を越えて上流側の撤去した資材などを下流側のレールがある地点まで
莫大な資材を運ぶと言ったなんとも非効率な作業をしなくてはならなくなってしまうので、残りは放棄
となってもおかしくは無いと思いました。(何故莫大かと言うと本線終点はまだかなり先、その上支線も
あった。)
もしかしたら単純に撤去を進めている時点でこの場所に差し掛かったときに運悪く崩落して残っただけ
かもしれませんけどね。

この時間帯に来てさらなる発見に行こか戻ろか思案していた気持ちも無くなり、本当に進めなくなる
所までは進んでみようと思い始める、今回は歩くのにそれほど神経を使う場所も無かったし、帰りは
ゆっくり帰ってもあまり問題は無さそうと踏んでもう少し進む事にします。ロープもしっかりとあるし。
 
今回二回目のオーバーハング。
このオーバーハングの下には焚き火をした跡があった、誰かビバークしたのかな。その発想は無かった。
 
また軌道跡が変化無くダラダラと続く。
 
崩落しているが、こまめにロープが張ってある。
 
ダラダラ・・・
かなり奥に来た、まだ本当に軌道跡かと不安になる。GPS使えないし。
 
しかしたまに現れるこういう物で認識。
 
枕木も残っていました。
今回は片道8q弱歩いている事になる、探索で一気にこんな距離を歩くのは初めてですが、これも
道のりが良かったと言う所が大きいです。しかし時限が迫っている、ま、まだか終点・・・
 
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