小蛇尾森林鉄道 第1次探索 1−10 2008/07/29
※ダムより最終到達地点まではGPSが使えなかったので地図は参考までに。 地図
長い、今回はいつもより長い距離を歩いているせいか終点がとても待ち遠しく感じる。
 
ごっそりと無くなっていても大丈夫、ロープが張ってある。かなり楽だ。
 
もう戻りたい(帰りたい)けど、ロープが奥へといざなう。
 
だいぶ奥へ来た所でまた砂防ダムがありました。画像は軌道の石積みで砂防ダムの写真は撮り忘れ。
 
砂防ダムの位置から少し進むと軌道跡上の植生が激しくなってきます。
踏み跡も気が付くといつの間にかに消えており、進みづらくなってくる。
たぶん釣り人は砂防ダムの地点から川に出てしまって、ここより先は軌道跡を使ってはいないと見られます。
 
とすると、軌道の終点は近いのかなと思えてくるのですが、立派な石積みの法面が奥へ続いている、
なのでここで終点と言うことは無いっぽい。
先が斜面に見えるのは崩落跡。
たぶん、この石積みの辺りから沢が分岐していたと思われます。冒頭の地図にある通りこの分岐する
沢沿いに軌道跡も分岐しているはずなのですが、この時は疲れていてそんな物は微塵も見つけられ
ませんでした。
 
沢の分岐地点から100mほど進んだでしょうか。
意外と造りがしっかりした橋台を発見、ここでこの様な物が現れると言う事はまだ軌道は先に続いていると
思われます。
 
ここが本日最終到達地点。 地図G地点
植生が物凄く激しく進むのを断念した地点です。もちろん軌道跡はまだ先に続いている。
やっと探索を終了できる理由が見つかって内心喜んだ、実は作者はもう先程から足が相当キており
マジで足つる5秒前だったのです。
 
帰りたい半面、先が気になり沢に下りて先を覗くもカーブしており先は窺えない。
 
今辿ってきた軌道跡の石積み。
荒いが、しっかりと道床を確保しているように見える、やはりこれだけの施工を施しているからには
軌道はまだ続いているに違いない。
古地図からの判読によると、この地点からあと1q前後の軌道跡が続いているはず、蛇尾川ダムを
過ぎた辺りからこれは行けるやん?、行けるんとちゃう?と内心思っていたのですが、甘かったです。
意外と懐が深かった。
本日は時間と体力的に終わりかけているので、ここで引き返す事にします。
 

今回ちょっとビビッた事がありました。
沢が二本に分岐している地点の川原の平場に一張りのテントを発見。
実はこの上にある画像の砂防ダムがあった場所にて上流部にこのテントがあるのに気が付きました。
たぶん砂防ダムの画像を撮り忘れたのはこのテントを発見して動揺していたからかもしれません。
何故動揺かというと、最初こそは誰か泊まりこみで釣でもしているのかなと思っていたのですが、
軌道を辿るにつれて近づくも人の気配が全く感じなく、良く見ると薄汚れていてなんか古い、だいぶ
以前からあるような感じでした。
そうなると、もう、嫌な予感と言うか、悪い想像と言うか、事件性な事しか考えられなくなりましたが、
たぶん釣に来ている案を自分の中で強く信じて、最終到達地点まで行って帰りに挨拶程度に寄って
みようと決めてテントの位置へ戻ってきました。

 

強く信じてはみたものの、やはり最悪が頭をよぎる、テントの10mぐらい前で一度立ち止まり人の気配を
窺ってみるも何も感じない、無論その周囲も。
5分ぐらい考えて、意を決して発してみる。こっ、こんにちは?・・・シーン
返答は無い心臓はバクバクいっている一応覗いて確認するしかないかもしれんね・・・
もしこのテントの主が何処かへ釣に行っているのであれば覗いた事をあったときに理由を話して謝罪すれば
良いかなと思い、恐る恐る入口の小窓から中を覗いてみる。
エイシャオラーッ!なっ、何も無いっ!ズコー
何もないというわけでもなかった、中にはシュラフの下に敷くマットが綺麗に丸めて天井に固定してあった。
近づいてよく見て気が付いた、テント本体が番線で木にしっかり固定してある、で、周りを一回りして
側面に何か文字を発見、自由に使てください・・・
どうやらこのテントは常連の方が善意で常設しているビバーク用のテントらしいです。
無駄に神経を使ってかなり疲れました。

 

ビバーク用のテントだということがわかり一安心して、まだ昼食を食べていない事を思いだし、この沢の
分岐地点で休憩ついでに昼食を食べる事にしました。
オニギリを食べながらふと分岐する沢のほうに目をやると・・・アルェ石積みがある・・・何故? 地図H地点

 
沢の中に目をやるとそこにはコンクリート製の橋脚の土台がありました。
 
回り込んで石積みを確認、この形は橋台にしか見えない、と言う事は最上流部付近にて支線が
分岐していたと言う事になります。
どちらが支線とは言えないですが、地図から判読するに今辿ったほうが本線で、この橋台の方向が
支線ではないかと考えます。
この発見で本日の探索は終了しようと完全に決心がつきました。
どんなに頑張ってもこれも辿るのは不可能だ。
本線の残りの区間とこの分岐している支線は次回の課題とします。
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