小蛇尾森林鉄道 第1次探索 1−1 2008/07/29
 
前回訪れた塩ノ湯森林鉄道探索が一段落したので、今回は同日プレ探索で訪れる事が出来た小蛇尾
森林鉄道探索に来てみました。
この軌道跡に関する情報も少なく、色々な登山サイトや釣サイトを見てまわったのですが、「軌道跡がある。」
位の情報しか掴めず、入手した地形図のみの情報で攻めあぐねていました。
※画像クリックで拡大表示
 
で、これが今回のGPSによる軌跡のログです。
結果、蛇尾川ダム以外は軌道跡をほぼ辿る事が出来ました。
GPSは開けている所しか測位できなかったので要所しか測位していません。
最終到達地点は一番左側にある点で、今回は断念してしまいましたが、この沢が二股に別れている地点より
軌道跡がさらに奥へこの二つの沢沿いに続いているのを確認しました。次回の課題ですね。
 

毎回ですけど、現地がどのようになっているのかわからない状態でのアタックになるので、今回も行ける所まで
行けば良いかなと思っていました。
全長9.6qとあることから、神楽山森林鉄道と同程度の時間を要すると思われ、長期戦を覚悟しました。

 
この軌道についてキャンブックス・全国森林鉄道より引用して説明しますと、
等級2級、全長9.6q、開設S29〜廃止S35頃となっています。
しかし、手持ちのS27年発行の地図には既に軌道跡が記載されている点から早い時点から軌道が存在
していたと考えられます。
木戸川森林鉄道に関しては昭和初期は民営軌道だったのを後年営林省に移管していることから、
この軌道にもそれが言えるのではないかと考察します。
これより古い地図には軌道の記載が無かったのでいつからといった明確な事はいえません。
画像はS35年以降の起点となる萩平にある広場。地図A地点
 
今回の探索は開設当初の起点である湯宮からではなく、S35年以降の地図に記載されている萩平から
行います。
トワイライトゾ〜ン6にもある通り湯宮〜萩平には何も無さそうです。
画像は萩平にあるコンクリートプラント。
 
起点広場からすぐに蛇尾川を渡る木橋跡があります。
ちなみにこれはプレ探索時に撮影した物。 ※画像クリックで拡大表示
 

で、今回撮影。
緑がメチャ濃くなっている・・・
軌道跡は対岸に渡って暫くの間続くはず。藪漕ぎやだぁ

 
前回良く観察しなかったので、調べてみる。
 
橋脚の残骸が残っていた。
 

起点側の橋台。
単線にしては横幅が広い気がします。
この場所だけ複線だったのかもしれません。

 
横幅を撮影したかったのですが、今回は無理っぽいです。
右下に見えるのは誰かが置いて行ったBBQコンロ。
 
上流側の橋台。
本日はあまり暑くなく、木陰に入ればかなり涼しい、探索コンディションとしては最良。
虫もあまりいない感じがする。
 
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