木戸川森林鉄道 第6次探索 6−1 2007/4/28
 
今回は所用でいわきに行く用事が出来たので、限られた短い時間ではありますが、未探索である
第一発電所より上流側の獏原人村付近までの間を探索をしてきました。
この獏原人村はライフラインが来ていない場所に数世帯が生活をしている場所で村の名前は俗称
です。(でも住所は存在しています。)少し前にはなりますが、テレビ朝日にて放映中の銭金にて紹介
されていたことは有名?丁度地図の戸渡川の戸の字の左上の民家の記載がその場所です。
 
まずは第一発電所から軌道跡にアプローチを試みます。
10:30に現地に到着、3台の乗用車が止まっている、釣り人かなと思いましたが、どうやら発電所の
メンテナンスにきている方の物でした。中では電動工具を使用している音がしていました。
帰りに作業が終了して、これから山形に帰るという作業者の方と世間話程度にお話しました。
A地点
 
川原に下りて、軌道跡がある対岸に渡れそうな飛び石を探しますが、この日は前日に雨が降ったのか
水量は多く、流れもあり渡れそうな所はありませんでした。
ここで新たな発見がありました。川原を見渡すと、なにやら石の上にコンクリート製の人工物があるのに
気がつきました。
 

よく見ると、四角いベースに中央が丸くくりぬいてあり、どう見ても何かが刺さっていた様にしか見えま
せんでした。第1次の時も同じ場所に来ていたのですが、気が付きませんでした。
場所的には木橋の橋脚のベースに見えるのですが、あるのはこの1つだけで、この川幅を渡るには
少なくともあと一ヶ所は同じ物が無くては足は架けられそうに無いと思われました。
このことから当時は発電所まで軌道が敷かれていたのかもしれません。
対岸に渡って分岐後が無いか調べたかったのですが、結局対岸には渡れず、あきらめて上流側に
進めば渡れる所があるかも?と思い上流側に向けて川岸を進み始めます。
B地点

 
進んでみるも、川幅が細くても水深が深かったりして渡れそうに無い。
 
時より軌道跡が見えますが、ここら辺は崩落が目立ちました。
 
ここは・・・無理だ。
高巻く事にします。
 
軌道跡は崩落している箇所が多く、この区間は軌道跡道床を歩く事は不可能と思われます。
 
ヤバくなってきた、もうそろそろ進めなくなるのか?
 
この場所の先で、絶壁になり進めなくなりました。
無論川は広くて深い。
 
仕方なく、また高巻こうと思い垂直に近い岩肌を10mほどよじ登る。
 
斜面の途中に生えている木に腰掛けて休憩する、これから進むであろう川岸が見えるが、この先も
同じような高巻きが何回も予想される様に見えたので、時間も無いしここで引き返す事にします。
車に戻り、国道399号より獏原人村に至る林道を進み、戸渡川上流部よりアタックする事にします。C地点
 
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