神楽山森林鉄道 番外編 3−5 2008/10/19更新
※再探索編はこのままスクロールしてこの下からです。
神楽山森林鉄道について読者様から情報を頂いたのでここに追記します。
情報については下の画像の通りレールを発見したとのことです。
このレールを発見した場所は背戸峨廊にあるハイキングコースの釜ケ淵と片鞍滝との間くらい
だとのことです。画像提供・石岡市K様
釜ケ淵と片鞍滝の場所は地図でいうと背戸峨廊の廊の字の位置ぐらいです。
うはぁ、字が違う今気がついた。恥ずかしいけど直さない!
複数本発見されたようで、この軌道では標識に使用されたもの以外では初の発見になるのでは
ないでしょうか?

ここで本来はただ単に使われていたものが、上流から流されてきたのでは?と思ってしまうのですが、
発見された位置と二本隣同士になっているところから、もしかすると開通当初は起点は内倉ではなく
現JRの江田駅まで軌道が延びており起点は江田駅で、そこまでの軌道跡から斜面の崩落によって
押し流されたものではと推測をしました。

ただこれだけのことで推測したのではなく、この軌道全体を辿っている中でレールが標識に使用され
ている物以外で何処にもレールが残っていなかった、もちろん川原にも見られなかったので、廃止時に
完全撤去されたものだと思われます。
軌道上には残っていなかったにしても、放棄された場所については残存の可能性があると考え、
その放棄された場所がこの江田駅から内倉までの区間で理由は崩落などによる軌道の使用不能、
次期の起点は内倉みたいになったのではないかと思ったからです。
また、ちょっと下れば江田駅なのにわざわざ少し奥にある内倉を起点にするのにも少し違和感を感じた
のもあります。
この駅から内倉の区間も当時は機関車が入線していたとあるので、距離、勾配的にもあまり問題が
あったとも思われません。

磐越東線の浜通り側にはこの他に新町林用軌道、共栄土地林用軌道がありますが、それぞれ磐越東線
に接続しているにもかかわらず、神楽山森林鉄道は接続していません。
トワイライトゾ〜ン6を見るとかなり違和感を感じるのですが・・・

まだ現地に行ったのではないので推測の域を出ないのですが、かなり気になる情報を頂いたので、
近々ハイキングコース側から江田川を登ってみたいと思います。
※これはあくまで作者の推測であり妄想成分が多量に含まれています。
 ぶっちゃけ、更新が滞りそうなのでコンテンツを盛り上げるためのネタ提供のひとつです。

2008.11.17追記
いわき市観光情報サイトの方に背戸峨廊の登山マップがありましたのでリンクを貼ります。
内倉よりコースに向けて歩道が出来ているらしいです。内倉にも駐車場が・・・
これはいよいよ行くしかないかもしれんね。

神楽山森林鉄道 再探索その1 2008/11/21
今回は前述した通り、読者様から頂いた背戸峨廊内で見つけたレールの残骸からもしかすると
内倉より江田の駅まで軌道が在ったのではと作者が勝手に妄想してそれが気が気でならず、
車も直ったので雪が降る前に一度確かめようということで、内倉側からと江田駅側からそれぞれ
探索してまいりました。
結果を述べてしまうと、軌道は存在しませんでした。
下の画像のロールオーバーで表示される茶色線が予測したラインです。まぁ、無かったのですが・・・
今回も一応GPSを使いました。
赤線が今回辿った場所を表しています。内倉の下の線は多分GPSの測位誤差です。
この日は、まず起点の内倉側から江田駅の方向に進んでみることにします。
と、進む前に折角ここまで来たのでこの先にある木橋の現状を見に行きたいと思います。
巨大橋脚の場所に来ました。ん?なんか変わってる。
04年に訪れたときには辛うじて残っていた残存部もついに崩落してしまいました。
すぐ先にある木橋も倒壊していました。
こちらも04年当時は辛うじて立ってはいたものの、風雨、重力には耐えられなかったのか
ついに倒れる。残念。
これまでの崩壊っぷりに不安を覚えたものの、この木橋はあまり変わらない姿で残っておりました。
変わってない様に見えますが、上に載っている枕木の傾きっぷりが激しくなっているように見えます。
やはりいつ見てもこれは渡りたいとは思えません。
緑線=軌道予測、橙線=木橋の袂へ降りる道
一通り見終わって内倉の広場に戻ってきました。
今回のメインの探索をしたいと思います。無かったけど・・・
ロールオーバーで表示される緑矢印軌道跡があるんじゃないかと思われる方向で橙矢印は
巨大橋脚の袂に降りる小道です。
矢印の先から江田の方向に進み始めます。
林に入るとそこは植林されており平場の様な物も存在しているのでこれはまさかっ!っと思いましたが
30mも進まないうちに絶壁の場所に出ました。
とても軌道が存在していたとは思えない、ここより先に桟橋や木橋があったような痕跡も見当たらない
たっ、多分、内倉より江田には軌道は存在していなかった・・・プルプル
それじゃあということで、内倉から背戸峨廊へと続いている歩道?を辿ってみることにします。
多分駐車場というのは内倉のあの広場のことで歩道表記されていたのはこの内倉から江田川に
流れ込んでいるこの支沢のことを言っているのではないかと思います。沢沿いを歩けと・・・
10メートルほど戻って沢に下ります。
背戸峨廊内で見つかったレールもこの際だから確認したいので、このまま進めるのならば早いなと
思い進みますが、すぐに落差がある滝にぶつかる。
落差はそんなに無いと思われますが、底がかなりヌメっており危険な香りがしたので、ここで引き
返しました。向こう側も見えないし・・・
歩道というか、ここはかなり上級者向けなのではと思います。ちなみに両岸には歩道は存在せず。
時系列的にはここで一度、木戸川森林鉄道の気になっていた箇所があったのでそちらを見に行き
ましたが、午後は江田側から背戸峨廊を登ってレールを確認してきました。
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