神楽山森林鉄道 再探索その2 2008/11/21 |
背戸峨廊への内倉側からのアタックは失敗に終わったので今度は正規のルートで背戸峨廊を 巡ってみようと思います。 その前に江田駅付近も気になっていたので軽めに調べました。 |
江田駅にはその昔スイッチバック及び列車の行き違いのための引込み線が存在していました。 それも運行本数の減少や車両性能の向上などにより廃止となり、近年までは保守車両の駐留線として 乗り越し式のポイントにて存在していたものの、それすらも撤去になってしまいました。 |
駅よりスイッチバックの引込み線跡が残っています。 もう言われないと気が付かない感じになっています。 今回はこの引き込み線跡延長に軌道が接続していなかったのか?ということも気になっていた のでそれもあわせて調べたいと思います。 GSIの航空写真を見るとこの路盤の延長に林道らしいものが直線的に接続しているように見えたので もしかすると!と思ったのですが・・・ |
この路盤上には民家もあるのでご迷惑がかからないように道路側から回り込みます。 路盤の途中には神社もありそこまでの参拝の為の階段が設置してあります。 ここから路盤に登ることにします。 |
登る前に左に目をやるとこの短い隧道?暗渠?があります。 |
名盤が張ってありました。 有効長延伸とあることからそれ以前はこれより短かったのか・・・ (土木軌道)がとても気になる・・・ |
路盤に登ると撤去された引込み線の枕木が積んでありました。 枕木以外の鉄道遺構は残っていません。 引込み線の終端はこの隧道?暗渠?の先ですぐに小山にぶつかり行き止まりになってしまいます。 なので林道が接続しているように見えたのは気のせいでした。画像ですからね。 この小山の上は墓地になっており、それはかなり昔からあるように見えたので、後から移転して きたとは思えず、引込み線もここが終端だったと思われます。 この隧道?暗渠?はこのお墓へ行く為の物か奥の谷筋が小川になっているのでそれを昔は通して いたのかもしれません。 最後の軌道残存説も無くなったので、最後に背戸峨廊内にあったレールを見に行きたいと思います。 |
レールを確認したらさっさと帰ろうと思い背戸峨廊駐車場に来ました。 平日だというのに駐車場は満車でした。 |
情報通りに片鞍の滝の手前辺りで発見しました。 |
50o、6kg/mですね。 しかし変です、ジョイントする穴が一つしか開いていない。 ふつう二つ開いてる筈なのですが。折れたのか?折れたとしてもシャープすぎる。 |
片鞍の滝の手前でお父さんとお母さんに遭遇。 と、言っても作者のお父さんとお母さんではなく、まったく知らない赤の他人です。3人とも。 作者はレールも見たし、あとは内倉から流れている沢の合流まで行ったら引き返そうと思って いたのですが、このお父さんとお母さんの一緒に行こうよというゴリ押しに負けて結局コースを 一周する羽目に・・・ |
内倉からの沢との合流地点に来ました。 ここから軌道跡は江田川に沿うようになりますが、川原の位置からは軌道跡の確認はできませんでした。 まだ相当高い位置を進んでいるように思えます。 |
分岐地点から少し進んだ場所にてレールを発見。 作者予測によると多分、操業当時に災害で一部流出した物ではないかと思われます。 ここより上流にある林道との交差地点より内倉までの区間において軌道跡を巡れる場所は すべて巡った結果大規模な崩落が見られた箇所は無かったので、林道との交差地点より上流側 の終点までの区間において流れ出した物ではないかと推測します。 上流側軌道は川との高低差が無くしかも軌道跡は何回も川を渡っている場所があるので、増水した ときは容易く橋が水を被る可能性があったのと、実際そのような痕跡があったのを見たからです。 |
背戸峨廊最後の滝まで来ました。ここより先はあと2つの滝があるのですが、今回は滝を見に 来たわけではないし、道程が危険と警告してあったのもあり行きませんでした。 戻りはお急ぎコースと、ゆっくりコースがありましたが、早く帰りたかったので、お急ぎコースにて 戻りました。が、結局4時間弱かかってしまいました。 結果、神楽山森林鉄道については新たな進展は無しです。 |