小蛇尾森林鉄道 第1次探索 1−7 2008/07/29
※ここから最終到達地点まではGPSが使えなかったので地図は参考までに。 地図
至る所に枕木が残っています。
 
気が付くとまた電線が頭上に現れました。
一体何の為に何処へ向かっているのだろう。
 
先ほどの鉄製の橋といい、まだここより上流に何か施設があるのだろう。
 
石積みの道床。
 
ふと山側を見上げるすると・・・ うっわ!すっげ!一瞬法面補強の石垣かと思ったら・・・
 
実はスイッチバックの遺構でした。先程のヘアピンで高度稼ぎはもう終わりかなと思っていたので、
かなり驚きました。
ヘアピン一つ、スイッチバック三段、今まで見たことの無い遺構の出現にハァハ
 
まずヘアピンにさしかかる。
 
ヘアピンは石積みにて補強されています。
積み方は荒い・・・この軌道全体に言える、荒い。
 
引込み線1に向かうストレート。
 
下から見えた石積み。荒い。
 
引込み線1が見えてきた。
このストレートの谷川には丸太を組んだ、桟橋の残骸みたいな物が落ちていました。しかし、倒れており
何の為の物なのかはわかりません。
何故か画像は撮り忘れて無いです。
 
引込み線2へ向かう道床。石積みが荒い。
 
引込み線1に到着。
 
引込み線1から引込み線2方向を望む。
 
一瞬踏み跡がRになっているのでヘアピンに見えますが、スイッチバックです。
それにしても、そこいら中に青、赤のテープが見られます。良く見ると林班境界標の近くのあるような。
 
引込み線1終端部の石積み、これも荒い。
 
引込み線2へ向かう。
 

引込み線3に向かうストレートにこんな物があった。これを見る限りでは道床の幅を拡張させる為の
何かにしか見えません。一段目と三段目に残骸が残っており作者なりに考察してみると、たぶん
交換施設があったのではないかと思います。何故かと言うとただ単に最上段と最下段からの見渡しが
良かったので、乗り下げの人からは下が良く見え、押し上げの人からは上が良く見え、それぞれが
この場所に差し掛かる前に上下を確認すれば気が付いた作業員が先に交換施設の複線に逃げて
双方が衝突するような事故を避けられそうだと思ったからです。
これまでの本線上はカーブが多く非常に見通しが悪くスピードもついていると思われたためその様な
場所での交換は非常に危険と思われ、この場所は否応でもスピードを落とさないといけないので
一番安全に交換できるとも思ったからです。仮説ですけど。

 
同じくすぐ隣に転がる構成材。
 
引込み線2へ向かうストレートを進む。
 
引込み線2に到着。
引込み線2はただの平場で石積みはありませんでした。
 
引込み線3へ向かう。
 
先程の残骸。
張り出している部分の長さは1m強ぐらいでしょうか。
 
非常にガレている。
 
引込み線3に到着。
ここもただの平場でした。
 
引込み線3から上流側を望む。
ここからは今まで通りに軌道跡は続きます。
 
最上段から最下段を望む。
今でこそ草木が生い茂ってしまっていますが、木の太さから察するに当時は見通しが良かったはず。
 
現歩道は図を見てわかる通り直線的にこの場所に上ってきます。ロープが設置してあります。
 
暫く進むと倒木と崩落がある場所があり軌道跡が消えてしまいますが・・・
 
谷筋が崩れているだけで、橋台がありました。
 
結構進んだ気がしますが、まだ序章に過ぎなかったのでした。
 
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